不揃いの林檎たち

タイトルが変わりました。私の体が大人になったので。

ブログ成分:実話95% 脚色4% 果汁1%  アルコール分 約100%(毎晩)

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#38 坊主丸儲け。


 人は死にます。それはもう、絶対です。大統領も殺人鬼も神父も妊婦も、そりゃもう公平に、平等に死にます。不公平です。で、死ぬとどうなるかというとですね、日本のシステムでいけば神様になります。死んで付けられる戒名っての、あれですよアレ。で、その神様にもランクがあってですね、たくさん金を払ったほうが高い位の神様になれるんだそうです。

狂ってます。

 どうしても理解ができません。私なんぞは死んだらそのへんの川に流してもらって結構ですし、墓もアイスの棒でかまいません。できれば当たりの棒を使って欲しいですけど。しかし実際親戚が死ぬとそうもいかない大人の事情ってのがあるみたいで、つい先日もクソ忙しいのにジイさんの三回忌に行ってきました。で、こんな時しか集まらない親戚が集合して法事が始まったのですが、悲しいことに私の親族は軽く気がクルってるのが目白押しなので、それはそれは愉快な法事になりました。

・・・まず朝10時に現地に集合したのですが、石油ファンヒーター2台がフル稼働しているのに部屋が極寒です。ハイ、窓が開いてますね。どうして誰も気がつかないんだろう。ヒーターの前で丸くなってる叔父さん、アンタに言ってるんですけど。で、軽くタメ息をついたりしてると坊主が到着。ありがたい読経が始まるのですが、私と弟は直前まで10時間耐久徹夜マージャン大会に参加していたので二人して寝ちゃいました。さすがに起こされたんですけど、眠くてしょうがありません。しかたがないので近くにあったビニール入りの新聞を開いたら何故か5月の新聞で、「ジーコジャパンに勝機」とか書いてあって、なんかもうカオスです。

 で、2歳児の子供が坊主の鳴らす鐘にあわせて「チーン!!」とか叫びはじめたあたりでやっとお経が終了。さあ寿司喰って寝よう、と思ったら墓参りに行かなきゃならないんですね。叔父も「栓抜きがないぞ」とか言ってますけど、どうやら強制参加らしいので皆で墓に向かいます。で、ウチの墓は共同墓地の中でもちょっと小高いとこにあるんですけど、坊主が坂を上れないとかいう理由でウチの墓まで来てくれません。坂の中腹で鐘持って待ってんの。ウソつけ、オマエそこまで来てんならあとちょっと上れるだろ。誰の墓拝んでやがんだ。

 当然これに怒った叔母が「ふざけてる、檀家変えるぞ檀家!!」とか叫びだして、また周りのキチガイも「檀家変えるのめんどくさいらしいよ」とかフツーに寺変える方向で話し合い始めて、弟は隣の墓の水入れにタバコ捨ててますし、イトコの女子高生は「卒業したら、東京のアクセサリー作る専門学校に行くの」とかいう狂った詩を吐いてます。みんな頭がメルヘンです。
 そんなとこに遠くから坊主の「チーン」とかいう鐘の音が悲しく響いたりして、ソレにキレた叔父が「黙ってろ、テメーは!!」とか鐘の音の17倍くらいの音量で叫びだしたので、私は先に帰ることにしました。

・・・さて。こうしてつつがなく墓参りは終了したのですが、この脱力感はいったいなんなんでしょうか。自分にはどうすることもできないことってあるんですね。・・・チーン。


 


#37 地球に厳しい男


 エコが嫌いです。エロは好きなんですけど。だから「地球にやさしく」とかいうキャッチコピーを見るとクソが漏れそうになります。そもそも地球が私にやさしくないのに、なんで私だけ地球にやさしくしなきゃならないんだ。不公平だ。
 それともあれか、私が地球にホレてて、そんでホレた弱みってヤツで強く出れないのか。「もういい、地球なんかしんじゃえ!!」とか涙ポロリで言ってみても、結局こっちから「ごめんね・・・ホントのホントは地球のことが大好きなの・・・」とか言って謝って、したらイキナリ髪の毛をガッてつかまれて「・・・殴られる!!」とか思ったらアラびっくり、やさしくキスされたりなんかして、雪崩式に獣みたいなセックスしたあと、サイフから2万渡して「ごめんね、今月もうこれだけしか残ってなくて・・・」とか言うのか。ありえない。やっぱどう考えても私の言ってることが正しい。

 さて、そんなわけでエコの真反対で生きてるんで、エコを訴える某自動車メーカーの企業CMなんか見た日には「オンドレのとこの工場が垂れ流す工業廃水をまず止めろや、ダボがっ!!」とかいう親が聞いたら泣きそうなセリフを声に出して言うもんだから、それを聞いて親も泣きます。義理の親も泣きます。ごめんねおかあさん。

 というわけで、エコなんぞはそもそも余計なお世話なんですよ。たとえばちょっと前に流行ってた「割り箸をなくそう運動」。・・・意味がわかりません。ウチなんか三食割り箸ですけどね。家にいながら軽く居酒屋気分が味わえて、いいですよ割り箸。

 まあ森林保護の観点から「とりあえず身近でできる事を」ってことらしいんですけど、割り箸ってのは削りだして余った、他に使い道のない端材で作ってるんだから、割り箸減らしても森林保護にはならないんだよっ!!・・・へへーん、バーカバーカ。オマエのかあちゃんデベ・・・・・なんか若いなオマエのかあちゃん・・・・え・・再婚?・・・・・・あ、変なこと言っちゃってごめんな・・・・みたいな。割り箸バンザイ。

 そもそも街角でエコとかを訴えてた連中や世界的な団体、アイツらも意味がわからない。あれだろ、森林を、地球を守りたいんだろ?自分の家庭も守れてないようなオマエらが。「ぼくたち、ちきゅうのために、がんばってマス!!」とかいう左手オナニーみたいなのが目的じゃないんだろ。ならバイトしろ。
 
街角で寄付金で刷ったチラシなんか配ってないでバイトしろよ。世界中に人数だきゃいるんだろオマエら。みんなでバイトして、そんで集めた金を与党のナンバー2、次期政調会長あたりにくれてやれ。そんで森林保護法案可決してもらえ。守れるぜぇ~、森林。

・・・いやね、マジな話ね、結果のためには手段なんか選んでられないじゃないですか。どんな手ェ使っても愛しいあの子のハートさえゲットできればいいわけじゃないですか。ゲットできなかった私が言うのもなんなんですけど。・・・あれ、なんかブルーになってきました。なんで私が過去の思い出したくない思い出を思い出さなきゃならないんだ。


 というわけで、だからやっぱり私はエコが嫌いです。エロは好きなんですけど。





#36 明日のためにそのいち。


 青春の終わりってのはたいてい土足でやって来ます。    ~孔子~






 新聞で読んだのですが、日本語が乱れているそうです。


・・・事のついでに性のほうももっと乱れたりしませんかね。ついこないだもスーパーで半額のニラを2束買おうか1束にしとこうかと迷っていると、なんか制服姿の女子高生様が長イモをゴロンと床に落っことして、「あっ」ってカンジでパッとしゃがんで拾ってたんですけど、無防備というかノーガードというか、普通にしゃがんだモンだからパンツが丸見えで、とか思ったらブルマで、「ふざけんなっ、その長芋ブチ込んでやろうかっ!!」とか一瞬すごい暗い、闇のフセインみたいな気持ちになったんですけど、よく見ると、いやよく見なくてもすごいブサイクな女子高生様で、そうれはもうフリーザの手下だった二人のうちの、ザーボンさんじゃない方、あんなカンジの体たらく。思わず「災い転じて福となす」とかいうことわざが思い浮かびましたが、何も得はしてないですね。あ、私も長芋買おうっと。


 何の話したかったんだっけ。・・・ああそう、日本語の話。ヤバいらしいですよ日本語。「ヤバい」が「すごくイイ」の意味で使われてますからね最近は。で、それがまた辞書に載ってるそうで、広辞苑も侮れませんな。広辞苑マジヤバい。


 しかし日本語の乱れは深刻で、私もこないだ若い友人に「涙橋を逆に渡ろうぜ」(※1)とか言ったらキョトンとされましたが、あしたのジョーを教科書にしないからいけないんだ。なってない、行政が。







※1 「涙橋を逆に渡ろうぜ、ジョー!!」


 とある場所に、一般階級層の住む地区と貧しい地区を隔てる橋があった。その橋を渡り、貧しい地区に落ちぶれてくる人間は皆、目に涙を溜めて橋を渡ってくる・・・という故事から涙橋の名が付いたという。
「二人でがんばって、この貧しい地区から抜け出してやろう」という意味を込め、丹下段平氏が矢吹丈氏(※2)を激励した「涙橋を逆に渡ろうぜ」は古今に比類が無いほどの名言。



※2 矢吹丈


 少年院にいた時、名伯楽丹下段平氏にその才能を見出された稀代のボクサー。通信テキスト「あしたのためにその1~3」でボクシングに触れたとされ、プロ入り後ノーガード戦法等で人気を博す。強打ゆえ対戦相手が度々故障し、「壊し屋ジョー」「死神ジョー」と恐れられた。

 少年院時代からのライバル・力石徹(※3)が矢吹との試合後に死亡するという悲劇を乗り越え、ついには世界チャンピオン・ホセ=メンドーサに挑戦。結果は追い詰めるものの判定負け、試合後に死亡した。矢吹の遺体は真っ白だったという。生涯成績24戦18勝(18KO)5敗1分、記録よりも記憶に残るボクサーだった。



※3 力石徹


 将来を嘱望された天才ボクサーだったが、宿縁・矢吹丈との決着を付けるため、二回り大きい体格を過酷な減量で絞ってバンダム級に参戦。幽鬼のような体で矢吹と戦い、アッパーのみで戦うという玉砕戦法を採用せざるをえなかった。この死闘に勝利するものの、試合後に死亡。
 後に成長期の矢吹も体格がバンダム級に収まらなくなったが、力石が俺と戦うためにきてくれた階級だから、と頑として階級を上げなかったという。「俺はバンダムに生きる」は震えがくるほどの名言。




                 民明書房館・丹下段平著「明日のためにその一」より抜粋

#35 辛いからカレーって言うんだ。



 パンツをはいたらとっとと帰れよー、イエェー!!

                                 ~ B'z ~




 前回のアップを読み返してみましたが、ヒドイですね。なんだありゃ。

>こんにちは、スクナです。





 辛いモノが好きです。それもケツの穴が切れそうなくらい辛いと最高です。



てことで「ハバネロ鍋のスープ」を使った激辛鍋が最近のマイブームだったりするのですが、小さく「お子様にはオススメできません」とかいう潔い注意書きが書いてあるだけあって辛さが尋常じゃありません。友人5人ばかりに振る舞ってみましたが、うち3人は不機嫌になりました。

 てことでカレーも当然辛口、ジンジャーやレッドペッパーを大量にブチ込んだマイカレー粉なるものを調合してます。ケツも切れます。



 ただ、給食や実家のカレーはあまり好きではありませんでした、なにしろ甘いですから。今はガツンと辛いカレーが作れるようになって幸せです。大人っていいですね。



 先日久しぶりに実家で夕食を食べたのですが、カレーの予定だとかで作らされるハメになりました。で、渡されたのがバーモントカレーの甘口。こんなんでアメリカに勝てるとでも思ってるのか?



 てことでこっそり愛国心あふれるレッドペッパーをブチこんで、さらにニンニク・ショウガのスリおろし・ラー油を加えてみました。水は少なめ。

 そうして完成したバーモントカレー甘口スペシャル。これがまあバーモントとは思えない辛さでしたね。ハウスの職員が食べたら腰を抜かすと思います。


 ちなみに家族の感想は「アンタにはもう二度と頼まない」でした。

・・・賢明だと思います。



#35 罪を憎んで人も許さず。


 その昔、友人から誕生日プレゼントが送られてきました。着払いで。


 >こんにちは。受け取り拒否 スクナです。




 あいもかわらず新聞の1面と23面に暗いニュースが見本市のように並んでいる今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。


 ここ数日は秋田県の男児殺人・死体遺棄事件について連日報道がなされていましたが、その報道について少し思うところがありましたので意見を述べてみたいと思います。


 秋田県警が畠山鈴香さん(33)に事情聴取を行ったときの各マスコミの反応ですが、いくつかの新聞でまるで犯人と決まったかのような記事が掲載されていたのには驚きました。

 刑の確定はおろか自供すら始まっていないのに、「ずっと彼女が怪しいと思っていた。やっぱりか、という気持ちだ」とかいう近所のOさんのコメントを載せる必要はなかったと思います。


 秋田県警もメンツにかかわりますからそれなりの確信をもって事情聴取を公表したのでしょうし、マスコミ各社もそれを信用して身辺調査したのでしょうが、もし無関係だったらどうしたのでしょうか。

 

「亡くなった自分の子供は生前昼食を作ってもらえず、学校で土曜日はいつも弁当を買っていた」 だの 「自分の友達がきたときは子供を閉め出していた。夕方の公園で子供が一人でいるのをよく見かけた」とか書き立てておいて、「アッチャー、無関係かよ。ゴメンなちゃーい☆」ではすまないと思うのですが。


 あ、そもそも謝りまりませんね。ヤリ逃げです。


 というわけでいくらか畠山容疑者(こう書きます)よりでネット新聞などを読んでいたんですが、ある日畠山容疑者の写真が掲載されました。



  コレ。もうちょっとファッションのTPOを・・・




・・・・・・・。



 んー、なんかイメージと違ったっていうか・・・デーハーなのは別に個人の自由だと解っちゃいるんですが・・・不思議ですね、スッと同情の気が失せました。


 正直に言います。「あ、コイツが犯人だ」と思いましたもんね。(ヒドイ話だよ)


「人を見かけで判断しちゃいけない」って格言くらい知ってはいるんですが、そうは言っても人間やっぱり阿藤海より加藤あいがフェイバリットだし、第一印象とか先入観とか菩薩観音とかありますよね。ね。




 というわけで、世界は愛に満ちあふれているのです。(華麗なフィニッシュ)

 







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