不揃いの林檎たち -7ページ目

#15 不可解な名前


 
 ムーンウォークしても、前に進まなくなりました。(大進歩)


 >こんにちは。マイケル 宿儺(すくな)です。
 







 内結子さんが結婚されたそうですね。(速報)




 で、ニュースを見てて気づいたんですが「竹内ゆうこさん」なんですね。



「竹内ユイ子」さんだと思ってましたよ。だって「結」ですよ。今も「ゆい」って打たなきゃ出てこないのに。




 こういう勘違いは向こうが間違ってると思うのですが、どうでしょうか。(バカの理屈)










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 さて。


 知り合いに「大二」と書いて「ともつぐ」ってのがいますが、ここまでアテ字だと




「まさかダイジって名前じゃねえだろう」と疑って聞くので、むしろ間違えません。








 しかし中にはそういうありったけの理解を超えた名前もあります。






 先日 家に届いた葉書の差出人の名は



 木村ケズ子でした。







 ・・・ケズ子って。ケズ子って。 親は何考えてんだ?



 こんな名前では多感な時期、きっと悩んだことだと思います。









 小学生の頃、みんなにからかわれるケズ子。




 友人に、「木村さん」と呼ばれるケズ子。




 社会に出て、偽名を名乗り始めるケズ子。





 「今日が新しい人生の始まり」





 恋人ができるケズ子。 突然の妊娠。





「この人ならきっと大丈夫だ」



本当の名を明かすケズ子。





「ケズ子・・・いい名前だね。」







 ケズ子、宇宙へ。




  


 思い込んだら  ケズ子は宇宙に行ったんだ、飛雄馬!!







 
 私の中のストーリーは佳境を迎えていったのですが、ここで母親から信じられない一言が放たれます。




「まあ。千鶴子さんからお礼の葉書が届いてる」
















  
   






















 ・・・・チズ子ってダレ。






 いや、どう見たって「ケズ子」だよ、その字。汚いとかいう以前に、「ケ」だよ、ハッキリと。



 そもそも千鶴子なら「ズ」じゃなくて「ヅ」だろうがァ!!(ハイ切れた)







 ・・・信じない。信じたくない。返せ、宇宙に行った俺のケズ子を返せ!!









 私「母さん・・・それ、本当はケズ子さんだよ。」(小声)


 母「・・・・もう一回。





 かまいません、ケズ子は私の心の中に生きていますから。
 
 






 さて、冒頭の竹内結子さんの話ですが



 超人気サイト「僕の見た秩序 」の管理人ヨシナガさんは




 「竹内ケツ子さん」だと思っていたそうです。






 私よりヒドイ しかも「変わった名前だな」くらいに思っていたそうで、それならいつの日か


 ケズ子って名前の子でいっぱいの未来が来てもおかしくないですよね。(ユートピアかな?)






 



 いつの日か、輝かしい未来が訪れますように。・・・ハレルヤ。





#14 伝説の棋士


 携帯電話のバッテリーが切れる夢を見ました。・・・正夢でした。


 >こんにちは。預言者 宿儺です。








 に言えない趣味、ありますか?


 
 言えないから言わないだけで、人間誰しも心に狂気が宿っているんでしょうね。





 別に 不良がポエムを書いたり 綱吉が犬を食ったり ハードディスクに大量のホモビデオが入っていた


りしても、それはそれでイイと思うのですが。(一部実話)








 

 さて。


 私にも意外だと言われる趣味がありまして、それがスノーボード将棋です。



 ちなみに「ネット依存です」と言っても驚いてくれませんでした。





 ・・・ということは私のイメージはベースがヒキコモリ。



 ゲレンデなんかに居ちゃいけない。将棋なんてものができるとは思えない




 といったところなんでしょうか。 (よっしゃ死のう)



クマキカイ。  首吊り自殺。






 ま、ホントはちょっと言えない性癖 趣味もあるんですが、それはまたいつかの日に。
 







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 私の好きなプロ棋士に加藤一二三九段という偉大な先人がおられます。




神武以来の天才  貫禄タップリ。中身は立派なモンスター





 ちなみに加藤1239段 ではなくて、加藤ヒフミ 9段・です。




 私の愛読している「月間将棋世界」を見て、弟が



「1239段!!スゲエ!!」(オマエのアタマがな)



と言っていたので一応説明しときます。


 








 その加藤9段、若かりし頃は神武以来の天才と呼ばれ、19才にして最強リーグ「A級戦」入り。


 そして42才の時、遂に念願の棋界最高位、「名人」に輝きます。






 そんな輝かしい経歴を持つ加藤先生。さすが神武以来の天才だけあって、





 その言動も常軌を逸しています。











 ざっと挙げてみても





 ・残り時間1分でトイレに行った 




 ・引き出しに数十個の電気シェーバーがあった(充電を知らなかった模様)




 ・対局後の感想戦で二歩




 ・両手で飛車を将棋盤に叩きつけた。飛車がまっぷたつに割れた




 ・猫に話しかけてた。第一声は「ハロー」だった




 ・外の滝の音が気になったらしい。で、「滝を止めてください」




 ・エアコンを消そうとして、部屋の照明を消した




 ・師匠を破門にした






 などなど、さすが神武以来のキチガイ 天才。私などには思いもつかないエピソードが満載です。(師匠を


破門ってアンタ)






 
 そんな加藤先生、実は敬虔なクリスチャン。 驚いた事に ヨハネ・パウロ2世から



「聖シルベストロ騎士勲章」 を賜っているそうです。(実話。誰かと間違ったのかな?





 




 

 ・・・さすがは前ローマ法王。見るとこ見てますね。








 





 私は将棋と、いつも一生懸命な加藤代16世名人を愛しています。




  


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#13 最後の日本兵


 今日、立ってるのに立ちくらみがしました。


 >こんにちは、末期 宿儺(すくな)です。





 


 露店、好きですか?


 都会ではどうか知りませんが、私の住んでいる田舎では県道沿いに露店が出てたりします。


 定番のアイスクリン屋さんはもちろん、スイカ・イカの一日干し・変わったところではオレンジジュース屋なんてのもありました。



 一度などは3月にアイスクリン屋さんが出ていて、




「オバチャン、いくらなんでもフライングだろ」 なんて思いました。







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 そんな露店が、ある日 会社の廊下に出店してきました。




 トイレ前のスペースに「綿シャツ1000円均一」だの「値下げ断行・柄ネクタイ980円→780円」なんて刺激的

なポップをはためかせて絶賛営業中



 私もさすがにたまげました。朝トイレに行こうとドアを開けるとそこは服屋。うっかり違う次元に迷い込ん

だのかと思いました





 店主はお国のために戦った事がありそうなジイさんで、なんて言うかもう最高にクールです。




 どうしてこんなとこに出店してるのか とか岡副局長(実名)がよく許可を出したな とかいろいろ疑問はあるんですが、とりあえず見てみます。




 すると「綿シャツ」「柄ネクタイ」の他にも「本かわベルト」だの「紳士スラックス」だの、昭和テイストが

賛炸裂中。




 さすがは大戦経験者、まさか平成17年にもなって「婦人用ズロース」なんて代物を見るとは思いま

せんでしたが。誰が買うんだ?



最前線  婦人用ズロース。(だそうです)




 

 こうして闇市と化した廊下でウィンドウショッピングを楽しんでいると、最後の日本兵 店主が嬉しそ

うに話しかけてきます。


 




店主「おにいちゃん、なんかエエ物は見つかったかね?」


 私「いやあ、イイ物しかないね。こんなクールな店 初めてやでジイさん。」



店主「・・・狂うた店? カッカッカ、若い衆はオモシロイ事を言いよる」





 クールは通じませんでした。全面的に私が悪いです





 私「狂ってるのはアンタだよ 元気だねえ、ジイさん。歳はいくつです?」


店主「なあに、戦争行ってっから。生まれは・・・たしか昭和元年。カッカッカ。」


 






 冗談抜きで日本陸軍でした。





  終戦記念日が昭和20年8月15日ですから、いよいよ本土決戦が現実味を帯びてきた・って頃に赤紙

届いたんじゃないでしょうか。






 するとここでドアが開いて、女子社員が入ってきました。


 しかし彼女は私と同じように一瞬ビクっとしたあと、そそくさとトイレに入って行きます。 




 こんな素敵な店を覗いて行かないなんて、どうにかしています。

  

 






 ・・・と、ニコニコしながら嬉しそうに営業を始めてくるジイさん。




店主「おにいちゃん、一郎はどうだい?一郎の服























 一郎って誰ですか。








 青いプリントTシャツをひっぱり出してくるジイさん。


店主「コレコレ。サイズみてみるかい?」








・・・ああ、イチローのことですか。ジイさん、あんたの言い方だと「一郎」になってるから。



 てゆーかこれ・・・マリナーズのユニフォームじゃないような・・・




























安打製造機  一郎 (むしろ正しい)




 オ、オリックスじゃねーかオイ!!










私「イチローもうオリックスにゃいねえよ、ジイさん!!」




 イチローどころかブルーウェーブでもありません。爆笑してしましました。





 するとジイさん、シュンとなってしまって・・・



店主「そうか、ニセモノかコレは・・・カッカッカ・・・」




 笑い声も力ないです。一人でこれだけの服を運び込んでも、さっきの女性社員のように通り過ぎて行くんだろうか、なんて思いました。







 私「いや、ニセモノってわけじゃないよ。・・・これちょうだい、ジイさん。」




 ジイさんの顔がパッと明るくなります。



店主「はい、ありがとう。1500・・・1600円になるけど、いいかい?





 オイ、今100円上乗せしただろう、ジイさん(笑)


 商売がヘタだなあ、ジイさん。「1980円です」とかってサラっと言っとけばいいのに。



 
 


・・・しかしまあ、こんなに有意義な買い物は久しぶりでしたね。(ボラれたけど)


Tシャツは同僚の宮崎君にあげちゃいましたけど。


 










 その日の終業時刻、私のほかにも「柄ネクタイ」や「綿シャツ」をもっている職員が何人かいました。

 あんな安っぽいネクタイは付けないでしょうけど。ウチの連中も人がいいです。


 




 ・・・私は少し楽しい気持ちになりました。やっぱり、安い買い物だったみたいですね。
















 腐れブログのクセに、こんなシメで申し訳ありません。

 




 私は笑顔が素敵なジイさんと、クールな露店を愛していました。






 

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#12 レジェンドと呼ばれた男


  三種の神器?・・・エロ・グロ・ナンセンスですか?


 >こんにちは。危険思想 宿儺(すくな)です。





 みなさんの周りには 天然な人いますか?


 私の友人に太一君(実名)という名のリーサルウェポンがいるんですが、彼に「天然」と言うと怒ります。




 モノホンの天然は自分を天然だとは決して認めません。




 ですから


「わたし天然だから~。てへっ♪



 などとほざくクソアマ、あれはエセです。


 
 最初のコンパとかだとそれで通るのですが、首尾よく付き合う事になるとその設定が足枷になります。





 また、回りの女友達が


「あの子 計算高いよ」



 などとカミングアウトしてくれるので、回りで見ていると痛々しいです






 そもそも「天然」が理由でホレる事はまずありませんから、根本的に作戦が間違っているんでしょう。



 どうせなら「わたしマゾで~す♪」とか言ったほうが効果抜群だと思うのですが、どうでしょうか。(一部の殿方限定)






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 さて冒頭の天然界のレジェンド、太一君。


 


 彼は某マルチもどきにハマっていたんですが、こともあろうに私を勧誘しようとしました。


 相手を選べと言いたいところですが、しかしさすがは天然・誘い文句もグンバツです。







 ー久しぶりに太一君から電話ー




 私「久しぶり、太一。どうした?」


太一「久しぶり。・・・イヤ、最近どうしてるのかなーと思って。」




 私「・・・ハァ?おいダッカルビ、(アダ名・当事太ってた)前の彼女とかけ間違えてんじゃねえか?


太一「いや、ヒデ美(実名・前の彼女)にそんな電話かけないし。ちょっとオマエに話があって。」




 私「何?」


太一「いやあ、ちょっとお茶でもどうかなーと思って。」







 なんだその標準語。勧誘マニュアル棒読みか?







 私「オイ、何たくらんでやがる。落とし穴の名前は何?


太一「・・・疑い深いなあ、オマエも。とりあえずお茶でも行こうよ、もうそっち向かってるし。」





 過去に2~3回 似たようなのに誘われた事があるので、もうこのへんでは確信を持ってます。





 私「来るな。そもそもそんな仲良くもないじゃん、オマエと。」(言葉のデッドボール)


太一「うわぁ、ヒデえ。・・・じゃあもういいよ、せっかくイイ話もあったのに。」




 私「・・・なあデブ、(敵と認識した) 何て名前のマルチだ?


太一「・・・イヤ、マルチではないらしいよ?」

























 何で疑問形なんだ。




 
 




・・・こうして無事 落とし穴を回避したわけですが、しばらくしてふと気になることが。

 




後ろには立つな。  あの男に連絡だッ!






私「おう、純。今晩ヒマか?」


純「イヤ、ヒマじゃない。急に太一と飯食いに行くことになって。







ビンゴだ!!





私「それたぶん、勧誘担当も来るで。さっきね・・・~以下略~」


純「とりあえず飯はスルーするとして・・・どうしよう、どうしよう。アイツ、どうしてくれよう。






何見てんだゴルァ!!  純さんの心象風景。MK5。(マジ切れた5秒後)









 この後 彼らの関係がどうなったかは知りません。知りたくもありません。




 勧誘商法、死すべし。(本日の名言)










 本当は、純も私も太一君を愛しています(遅すぎるフォロー)


・・・これを見て怒られませんよーに。ハレルヤ。






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#11 大工に英語は必要ない。


 小学生が「俺んちなんかリーマンだぜ」って言ってました。ヒネってやろうかと思いました。


 >こんにちわ。宿儺です






 みなさん、英語話せますか?


 ま、実際 話す機会なんかほとんどないとは思いますが。




 私も一度 韓国(中国?)人に


「ライター貸してもらえませんか?」(日本語) と聞かれて


「オーケー、アイ ハブ ア ライター」



と答えたきり、まったく使う機会がありません。





 ウチの竜(#0・プロフィール参照)に言わせれば


「必要ない。」そうで、まあ確かに大工に英語は不要ですかね。




・・・しかし必要はないにしても、この男の英語はメチャクチャです。




という事で今回は 仕事がない大工・竜ちゃんのワンポイント英会話です。






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 ある日疲れて夕方から寝入っていると、黙って部屋に上がってきた竜に叩き起こされました。



その起こし方というのが異常で、


髪の毛を引っ張って頭を引き上げ、起きたところを鬼の形相で睨みつけるというもの。




 想像してください。頭が痛いのに目を覚ませば、髪はワシ掴み・至近距離には激怒している大工の顔。







 

 私じゃなくても飛び起きます。






もう裏切りません。  寝起きからこんなの。やべぇ、殺られる


















「りょ、りょ、りょ、呂布だぁーーーー !!」








竜「誰が呂布じゃボケッ。もう夜やで、はよ起きな。







私「竜か・・・とりあえず髪の毛離して・・・」



 とりあえず訴えたら勝てそうですが、コイツはいったい何をしに来たのでしょうか。






竜「頼みがある。俺をプロデュースしてくれ。




 ・・・・・・ハァ?私プロデューサーなんですか?起き抜けから彼のテンションについていけないんですけど。




私「・・・じゃとりあえずホモビデオ業界にでも売り込もうか?大型新人現る・とかそんなんで」




「言ってる意味がわかんない。」










 そりゃこっちのセリフだこの馬鹿。








竜「草野球の集まりで今から飲みに行くわけよ。で、ホラ作業着やろ?家に帰る時間もないから、俺に似合う服をプロデュースしてくれ・って言ってるわけですよ。解る?」







 ・・・ああ、なるほど。謎は全て解けた。








私「なあ竜、そりゃプロデュースじゃなくてコーディネートじゃねえのか。」


竜「・・・・・・・そうとも言うかな。」

 





 そうとしか言いません。
 






私「あやうくオマエをホモビデオ業界に売り込むとこやったでホンマ・・・」





竜「あー恥ずかしい。竜ちゃん恥ずかしい。恥ずかしくて顔が出そう。



私「顔から火が出そう だろうが。顔はフツーに出てるじゃねーかオマエ・・・」



もう死にたい






英語どころか日本語までダメみたいです、この男。



・・・こうして私にプロデュースされた大工は 何度も礼を言った後、夜の街に消えていきました。



 ま、たまにはこんな寝起きもいいですかね。
















・・・・イヤ、いいワケがねえな。これっきりにしてください。







 私は突拍子もない事を言い出して、私を笑わせてくれる友人を愛していました。




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