#28 ベルリンの赤い雨 ~後編~
汝、右の頬をぶたれれば左の頬を殴り返せ。
~チャック・ウィルソン~
>こんにちは。スクナです。
さて前回のつづき、血便事件の後編です。・・・くっだらねえ内容の前回はコチラ。
血便☆ since 2005 ~酒と涙と男と大腸内視鏡の巻~
さて、運命の内視鏡検査当日。朝9時からの予約が入ってたんですが、寝過ごして11時に到着します。
「向かい風が強いですね今日は。」とかいう詩を吐きながら受付け。するとまずは2リットルほどの液体の入ったボトルを渡されます。これが下剤で、
「これを1時間以内に飲んでジャンジャン便を出してください。透明な液体しか出なくなったら準備完了です☆」
とかイヤにハキハキと言われます。で、飲んでみるとこれがまた頭蓋骨にヒビが入りそうなくらいマズイんですけど。・・・シェフを呼べ、シェフをっ!!
・・・これを2リットル。どこにも逃げ場がありません。
2/3を過ぎたあたりで見るのもイヤになってきたので、内庭の花壇にまいたりしてなんとかカラにしました。きっとキレイな花が咲くと思います。
するとまあ出ること出ること。いったいどこにこんなに入ってたんでしょうか。まるでジャンジャン横丁です。5~6回出した後、看護士さんを呼んで色をチェック。
「・・・お逝きなさい!!」と言われてさあ内視鏡です。
内視鏡コーナーに行くとまずは紙パンツにお色直し。この紙パンツ、ケツが縦にまっぷたつに裂けていてアバンギャルドにもほどがあります。・・・このへんで軽く泣きたくなってきました。
しかし泣いても何も解決しないので、勇気を出して入室。すると白衣を着たエラく男前の若い先生がいます。
(女医じゃなくて良かった・・・)なんてホッとしてると、キラー・カーンのようなオバチャン登場。
見るからにただ者ではありません。なんだこのオバハン。
キラーカーン「じゃ、オシリに注射打ちますねー。」
オイッ!!オマエが医者なのかよ!! 女医じゃなくて女囚の間違いじゃねーのか!!・・・またこの注射がちょっとビックリの痛さです。さらに「オシリにゼリー塗りますねー。」とか言われて、なんかもう死にたくなってきました。
ここから先は書くのもイヤになってきたんですが・・・このあと「じゃ、指入れますねー。」とかえらく軽く言われて、間髪入れずにケツの穴に指をツッこまれます。(たぶん中指)
イキナリのことに心とカラダの準備がまるで出来ておらず、思わず「ハウアァッ!!」とかいう声が出ました。・・・さよなら、汚れてなかった昨日までの自分。
この後カメラを突っ込まれて自分の大腸を延々と見ましたが、ずっと過去の楽しかったことや嬉しかったことを思い出してたのでよく覚えてません。
で、診断結果ですが・・・「今見たとおり、直腸に炎症ができててそこから血が出てました。」 との事。 ああそうですか。いっそコロしてください。
で、さらに・・・
キラーカーン「でももう治りかけてるので、もう2~3日したら出なくなると思います。もしまた多量の血便が出るようなことがあったらもう一回来てくださいね♪」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
えっと・・・・・てことは検査するだけムダだった、っていうか・・・・・あれ?・・・なんでだろ・・・・アタシ涙が止まんない・・・・
☆本日の名言☆
「二度と来るかっ、ボケェ!!」 ( ※注 : ホントに言った )
・・・さて。読み返してこれが世界に発信されると思ったら軽く寒気がしました。でもまあいいです、俺にかまわず先に行け。
・・・すみません、ワケがわかりませんね。人生と一緒で。