#17.2 空手を終わらせた男 | 不揃いの林檎たち

#17.2 空手を終わらせた男



 ~前回のあらすじ~



 空手界のリーサルウェポン・克己さん、大暴れ。


                                        前編はこちら

  






 では昨日に続いて グラップラーバキのレビュー(後編)です。



 前編を読んでないという非国民は先に前編をお読みください、早く。










 さて。



 一回戦を圧勝した克己さん。続いて第二回戦ですが、ここで大苦戦。




 19歳のヤクザの組長、花山薫さんの 威力が強すぎて「防御が通用しないッ」攻撃を受け、一度は

クダウンされてしまいます。





日本一のケンカヤクザ。19才だそうです。   花山薫さん。 道を極めると書いて 「極道」






 ノールールのこのトーナメント、本来であれば追い討ちを喰らって即死なのですが、さすがは日本一の

嘩ヤクザ。






「喧嘩の美学」とかで克己さんが起き上がるまで待ってくれます。






 この後も絶賛大苦戦の我らが克己さんですが、最後に「体中の関節を連動させて音速の拳を繰り出

す」必殺技、マッハ突きを炸裂させて無事勝利を収めました。





 「関節を連動させてパンチが音速」っていうのがよくわかりませんが、


まあようするにペガサス流星拳です。






 そんなモンがあるなら最初から使えよとツッコまずにはいられませんが、花山薫は人気キャラなので見せ


場も必要だったのでしょう。大人の事情ってヤツですね。


 






 さあ次はいよいよ準々決勝。これに勝てば主人公・範間刃牙(ハンマバキ)との準決勝です。




 過去に父親同士が戦って克己の父が重症・克己と刃牙も控え室で乱闘騒ぎを起こすなど、なにかと因


縁を張り巡らせてきた作者 両者。





 


 ここで前述のサーカス時代のエピソードが公開されたりして、嫌が応にもムードは盛り上がります。







 さてそのお相手は中国4000年の 怪物、烈海王(レツ カイオウ)さん。彼はここまで圧勝してきてお


り、克己さんはあきらかに刃牙さんより当りがキツイです。





中国四千年の味  烈海王さん。人を背負って水面を走ります。(15メートルまで)







 しかし花山戦の反省からか、この試合では最初からペガサス マッハ突きの構え。 

ハナから全開です。





 これには父・愚地独歩さんも「あの遊び好きが遊ばぬ気だ」と満足そう。






 さて、このあと克己ー花山戦のように数週に渡って激闘が繰り広げられると思っていたのですが、




 克己さんが最初の一撃で客席までスッ飛ばされてしまいました。 柔道一直線みたいに




 それもマッハ突きより早い突きを喰らって。






 烈さんいわく「その技は千年前に通り過ぎている」そうで、中国拳法ではできて当たり前みたいです。




 そしてそのまま試合が決着。これにはたまげました。

  



 
 なんだかんだ復活した克己さんが奥の手ペガサス彗星拳で勝ち上がるのを予想していたのですが。






 VS刃牙に向けて伏線を張り巡らせまくっていたので、



まさか克己さんがヤムチャだとは思いませんでした





狼牙風々拳   ヤラレ役の最後






 さて、こうして空手を終わらせた男・克己さん、本当に終わってしまいました。


 





 
 この後のシリーズでも脱走してきた死刑囚に道場ごと爆破されて大火傷したりしてますが、最終的にそ


の死刑囚を親子でボコボコにしたりして大活躍です。





 以上、バキシリーズのごく一部のレビューでしたが、おもしろいので死ぬまでにぜひ一度読んでみて


はいかがでしょうか。









 当絶望書店は、「グラップラー刃牙」「BAKIーバキー」を自信を持ってお勧めします。




                  ※諸事情により更新がかなり不定期になっております。申し訳ありません。